炊飯器で保温する電気代を解説!レンジで再加熱の場合とどちらがお得か?

光熱費

普段何気なく使っている炊飯器の保温機能ですが、意外と電気代が高いことをご存じでしたか?

かといってご飯をその都度炊くのも大変ですよね…

そこで、今回は炊飯器の保温機能と電子レンジでの再加熱はどちらがお得なのか?

簡単な計算式を使って詳しく解説していきます!

併せて炊飯器を使う時の節約方法についても見ていきましょう。

電気代を節約したい方は、この機会に炊飯器の使い方を考えてみて下さいね。

炊飯器の電気代は炊飯と保温を比較して考えよう

炊飯器で主に電力を消費するのは「炊飯時」と「保温時」です。

炊飯器の種類によってそれぞれの消費電力は異なり、古い炊飯器と新しい炊飯器でもいくらかの差があります。

しかし、家電量販店で店員さんに話を聞いた所、ここ10年以内の炊飯器であればそこまで大きな違いは無いとの事です。

炊飯時と保温時の消費電力は、取扱説明書に記載されていますから確認してみましょう。

保温する場合やその都度炊飯する場合の1日の炊飯器の消費電力(待機電力等は微々たる物なので含まないとする)は次の計算式で求める事が出来ますよ。

【炊飯をして保温しない場合の1日の炊飯器の消費電力】

(炊飯時消費電力量)×(1日の炊飯回数)×(電気料金)=1日の炊飯器の消費電力

【炊飯を1回して保温しておく場合の1日の炊飯器の消費電力】

(炊飯時消費電力量)+(1時間あたりの保温時消費電力量)×(保温時間)×(電気料金)=1日の炊飯器の消費電力

炊飯器の電気料金を26円と設定して、同じメーカーの炊飯器のタイプ別や号数別に電気代を求めてみましたので、見ていきましょう。

炊飯器のタイプ別の「炊飯」と「保温」電気代

▼炊飯器のタイプ ▼炊飯時電気代 ▼保温1時間の電気代
マイコン炊飯ジャー 4.16円 0.49円
IH炊飯ジャー 3.74円 0.38円
圧力IH炊飯ジャー 3.46円 0.41円
  • 安く購入出来る、マイコン炊飯ジャー
  • 加熱の効率が良い、IH炊飯ジャー
  • 最新技術を使った圧力IH炊飯ジャー

の順に上から並べてみました。

一番安価なマイコン炊飯ジャーは炊飯や保温の電気代が他の2つに比べると、高い事がわかります。

一方で熱伝導率の高いIH炊飯ジャーは価格は少し高いのですが、電気代が安く済むので長い目で見るとお得かもしれません。

炊飯器の号数別の「炊飯」「保温」電気代

▼合数 ▼炊飯時電気代 ▼保温1時間の電気代
3合炊き 2.45円 0.31円
3.5合炊き 3.25円 0.36円
5.5合炊き 4.68円 0.38円

この表からは小さいサイズの炊飯器ほど、炊飯時・保温時の電気代は安いことがわかります。

平均は炊飯1回3~4円、保温1時間0.3円~0.4円

合数や機種により違いはありますが計算するのが面倒であれば、炊飯1回にかかる電気代は約3~4円、保温1時間にかかる電気代は約0.3~0.4円と考えて良いでしょう。

およそ10時間の保温で炊飯1回と同じ電気代がかかると言えます。

朝炊いて昼まで保温する場合

仮に、朝7時に炊飯してご飯を食べるとします。

残ったご飯をそのまま保温して昼の12時に食べるとすれば、電気代はこうなります。

(炊飯時4円)+(保温時0.4円×6時間=2.4円)=6.4円

2回炊飯すると8円かかるので、保温の方が安いですね。

この様に短時間であれば保温してもそこまで電気代は上がりません。

朝炊いて夜まで保温する場合

朝7時に炊飯して、仕事に出かけて夕飯が7時になってしまったならどうでしょうか。

(炊飯時4円)+(保温0.4円×12時間=4.8円)=8.8円

この様に長時間の保温だと、炊飯2回分の電気代を越えてしまうのです。

炊飯器の電気代節約なら電子レンジがオススメ!その他の節約方法も紹介

とても便利な炊飯器の保温機能ですが、長時間の保温は電気代が割高になります。

その上、ご飯が乾燥して美味しく食べれないのでメリットが少ないのです。

そこで、私も実践している【ご飯を美味しく食べれて節約できる方法】をお伝えしていきますので、是非試してみて下さいね。

冷凍してレンジでチン

電気代節約・美味しさ・手間の3つの観点から見て最もオススメできる方法は、ご飯を冷凍して電子レンジで解凍して食べる事です。

より美味しく、より節約する為には、次の2つのポイントを意識しましょう!

ポイント1・冷ましてから冷凍する

「電子レンジで解凍する」と聞くと、電子レンジの消費電力にばかり気をとられ冷凍する電力を忘れてしまいがちです。

冷蔵庫の種類にもよりますが、新しいものだと急速冷凍機能がついている事があります。

急速冷凍機能とは、炊きたてのご飯を入れると熱を察知して冷凍庫内の温度を一気に下げる事です。

この急速冷凍はかなり電力を消費しますので、節約にはなりません。

ご飯を冷凍する時はラップやフリーザーパック、タッパー等に入れて、室内で少し冷ましてから冷凍庫に入れましょう。

ポイント2・最大合数炊く

電気代を少しでも節約したい!という人に最適なのが、1度に沢山ご飯を炊くことです。

手持ちの炊飯器で炊ける最大の合数を炊きましょう。

例えば家族が少ない方も、2合ずつ炊くより一気に5合炊いて小分けに冷凍して置くのがオススメです。

惣菜や冷凍食品を利用する事が多い一人暮らしの方なんかは、ご飯を解凍する時に一緒におかずも温めると大変節約になりますよ!

エコ炊きコースを使う

最近の炊飯器には様々な機能がついています。

中でも大きく電気代に関わるのは炊飯時のコースです。

大抵、通常コース・エコ炊きコース・早炊きコースといった3つのコースがあるので、電力消費がエコロジーなエコ炊きコースを選びましょう。

逆に早炊きコースは、通常コースよりも若干電気代が高くなりますので控えた方が無難です。

エコ炊きした上で、小分け保存をするのが一番節約になりますよ。

一回分ずつ炊く

電子レンジや冷蔵庫がとても古いタイプで、炊飯器が最新型である。

この様な場合は、もしかしたらエコ炊飯を上手に使って一回分ずつ炊く方がお得かもしれません。

少なくとも炊きたてのご飯が毎回食べられますので、ご飯の味が落ちるのが気になる!という方には向いています。

毎回お米をとぐ手間はあるかもしれませんが、安い無洗米を買うなど工夫すれば水道代と長時間の保温代は節約出来ますね。

保温や電子レンジを上手に使って節約しよう!

炊飯1回や保温10時間で約3~4円の電気代がかかります。

1回辺りは微々たる金額だと思う人も多いかもしれません。

しかし、主食となるご飯は毎日食べる人も多いでしょう。

仮に毎日炊飯器の電気代を気にせず、何度も少量ずつ炊飯したり長時間保温をすれば、年間4000~5000円の電気代がかかります。

一方、毎日ご飯を炊いても1度のエコ炊飯で小分け保存をする等、気を付けていれば年間1500円~で済むのです。

10年間だと、4万円近く変わってきます。

この差は大きいと思いませんか?

勿論、毎回小分け保存をしなくてはいけない訳ではありません。

  • 1~3時間なら保温する
  • 炊飯時はエコ炊きコースで
  • 時間がある時はまとめて炊いて冷凍庫する
  • 解凍時はおかずも一緒に

この様に保温や電子レンジを上手に使って、ストレスなく節約するのが一番です!

あなたも、美味しいご飯を食べれて節約にもなる一石二鳥の炊飯器生活を今日からはじめてみませんか?

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