子どもの成長のためには毎日の食事がとても大事です。モリモリ食べて大きく育って欲しいのに、「なかなかご飯を食べてくれない」「毎回子どもがご飯を残す」と悩んでいるパパママは多いそうです。
子どもはなぜご飯を残すのか?ご飯を完食させる魔法のようなテクニックはあるのか?親も子どもも無理なくご飯をきれいに残さず食べれるように、今回は子どもがご飯を残す原因を考えながら、完食させるためのヒント5つをまとめました。
子どもがご飯を残す原因5つ
完食の方法を探る前に、まずは子どもがご飯を残す原因について見てみましょう。
①好き嫌いがある
子どもがご飯を残す原因として一番に思いつくのは、食材に好き嫌いがあることです。とくに野菜が嫌いな子って多いですよね。我が子も野菜は本当に頑なに食べてくれませんでした。
緑色のものを見ただけで拒絶反応を起こしてしまい、みじん切りにしても、すりおろしにしても色だけで警戒されてしまうことがあります。意外なところでは白米がダメな子もいます。
他にも、見た目がダメで食わず嫌いなのが理由の一つです。嫌いな食べ物を「これおいしいよ〜」とどんなにヨイショしても、子どもって結構ガンコだったりするので、なかなか食べてくれないんですよね。
②量が多い
大人でも食べる量に個人差があるように、子どもが食べられる量にも個人差があります。もしかすると一食分の量が多くないですか?
我が子は少食のため、普通の子よりもかなり少ない量で満足してしまうそうです。小学校に入った今でもご飯は子ども用の茶碗の半分しか食べません。
このように、一般的な子どもの食べる量よりも全然少ない量が、その子の適正な食事量なのかもしれません。他の子と比べちゃいがちですが、なるべくその子自身が無理なく食べられる量を探ってあげたいところですね。
③集中できない環境で食べている
食事をする時の環境はどうでしょうか。意外と気づかないのが食事中に子どもの気が散る環境になっていることです。テレビがついている、ご飯中に親が調味料やお皿を取りに席を立つ、近くにおもちゃがある、ついお話が盛り上がっちゃうなど。
子どもが興味を引くものが周りにある場合、食事に集中できず、結果それがご飯を残す原因となってしまいます。子どもにとって食事をすることは結構エネルギーを使うことなので、環境次第ではモリモリ食べてくれる可能性もあるかもしれません。
④元気がない
一見、元気なように見えても熱を測ってみると意外と高くてびっくりした!といった経験があるパパママは多いのではないでしょうか。とくに小さい子って急に熱を出すことが多いですよね。もしかすると子どもがご飯を残すのは、体調が悪いからかもしれません。
また、気温によっては大人でも食欲が失せてしまうもの。体温が高くなくとも「なんとなくだるい」状態で、なかなか食が進まないのかもしれません。
体調面ではなく、精神面でも同じことが言えます。例えば怒られた後など、大人でも食欲が落ちてしまいますよね。ご飯を食べる前に友だちとケンカしたとか、好きなおもちゃで遊ぶ前に食事の時間になってしまったなど。大人にとってはすごく些細な理由でも、子どもにとっては落ち込んでしまっているかもしれません。このように、元気がないこともご飯を残すことも一つの要因として挙げられます。
⑤単純にお腹が空いていない
子どもがご飯を残す原因は単純にお腹が空いていないからかもしれません。よく夕方になると「おなかがすいた〜」と子どもに言われるのですが、3時のおやつは食べたし、でも夕飯の準備はまだだし。そんなときに根負けして「バナナならいっか」とつい与えてしまっていたことがありました。
というのも、ここであげないとその後もしばらく「おなかすいた〜」ってピーピーうるさいんですよね(笑)。この気持ちをわかってくれるパパママは多いと思います。
おやつはNGだけど、なんとなく栄養価の良さそうなバナナをあげることで、子どものおなかすいた攻撃を交わし、その場をやり過ごした結果…メインの食事を残してしまう状況がありました。今思うとかなり反省ですね。
子どもがご飯を残すのでイライラ!そんなときは料理に手間をかけないのがおすすめ
せっかく作ってもご飯を残されてしまう。慌ただしい毎日の中でようやく時間を作って食事の用意をしたと思ったら、全然子どもが食べてくれず、一気にイライラして疲れちゃいますよね。それが毎日となると、本当に発狂したくなります。お恥ずかしながら私は何度怒鳴ったかわかりません。穏やかなママでいたいのに、怒った後は自己嫌悪。
こんな感じで子どもがご飯を残すことにどうしてもイライラしてしまう家庭では、料理に手間をかけないようにするのがベストです!
例えば、ハンバーグや唐揚げなど時間のかかるものは作らない、切るだけ、炒めるだけ、煮るだけ、チンするだけの簡単なレシピで済ませてしまうのです。インスタに出てくるような立派な料理を作ってしまうと、いざ残されたときのイライラもかなり大きくなってしまいます。
料理の労力が減ればその分イライラが収まります。自炊派のご家庭でも、まずはイライラを抑えることを第一に考えて、子どもがご飯を残すストレスを減らしていきましょう。
ご飯残すから作りたくない!と思ったときは無理して食事を作らなくてもOK
「ご飯を残すから作りたくない」と思ってしまうのは、「せっかく作ったのに」といった気持ちから来るものではないでしょうか。忙しい毎日の中で、食材の買い出しに行き、買ってきたものを冷蔵庫にしまい、食材の下ごしらえをして…食事に関わることで私たちは毎日どのくらいの時間を費やしているでしょうか。
私はそんなに料理が得意ではないので、1日3食きっちり用意すると1時間くらいはかかってしまいます。買い出しや後片付けの時間を入れるともっとかかってしまいますね。疲れた身体にムチ打って、やっとの思いで用意したご飯。そんな親の思いをよそに、平然と残されてしまうとガッカリしてしまいますよね。生ゴミ行きになるのも、とても悲しくなります。
このように、私たちが子どものお残しでイライラしてしまうのは、自分の労力をないがしろにされたからという理由が少なからずあります。でしたら、いっそのこと、自炊することにこだわらず親が楽になる方法を選ぶのがおすすめです!
育児ってお金で解決する事がすごく多いです。私たちも疲れたときはスーパーのお惣菜やデリバリーに頼りたくなりますよね。同じように、子どもの食事も頼っちゃいましょう!
子どもの年齢に合ったお助けアイテムを活用するのもおすすめ
離乳食期なら市販のベビーフードを使う、3歳前後であれば冷凍食品に頼るなど、簡単にできるアイテムを使うのがおすすめ。生協系の宅配は子ども用のお子さまプレートや冷凍食品などもあるので、私はそれに助けられていました。
こんな感じで今は便利な子ども向けの料理がありますので、こうしたものを活用するのも一つの手です。いつもと違った料理に、子どももワクワクして完食してくれるかもしれません!
>>1歳から食べれるおすすめの宅配幼児食!ランキング形式で詳しく解説
ご飯を残すときにおすすめの「しつけ」方法3つ
我が家でも実践して効果のあったしつけ方法をまとめておきます。
- 情に訴える
- 野菜を育ててみる
- 一緒に料理をする
一つ目の「情に訴える」は、例えば「にんじんが〇〇ちゃんのお腹に遊びに行きたいな〜って言ってるよ」と伝えることです。我が家では未就園児時代はこの声かけが効果てきめんで、苦手でも頑張って口に運んでくれました。
口に運ぶ→ゴックンする→オーバーなまでに褒める。これを繰り返すことで、完食をしてくれました。ただし、この効果は未就園児まで。3歳を過ぎるとさすがに知恵もついてきて、「野菜はそんなこと言ってない!」と言い返されてしまいます(笑)。
二つ目として、野菜を育てるのも効果ありです!家庭菜園でトマトを育てた時は、苦手だったトマトを食べてくれました。
最後に三つ目として、一緒に料理をするのもおすすめ。筆者は中学生くらいまで超偏食で野菜はまったく食べませんでした。しかし高校生になりファミレスでバイトするようになり、野菜を調理することが多く、そこから野菜を食べられるようになりました。考えてみたら、それまで野菜に触れるきっかけがなかったので、料理は効果が大きかったなと思います。
【NG】子どもに無理やりご飯を食べさせるのは逆効果
子どもがご飯を残すからと言って、無理やり食べさせるのは逆効果です!なぜなら無理やり食べさせることで、子どもにとって食事の時間が苦痛となってしまい、余計に食が進まないからです。大人で言うところの、気が乗らない飲み会に参加するようなイメージでしょうか。苦痛ですよね。
下手すると、子どもに無理やり食べさせることはトラウマになってしまう可能性もありますので、なるべく避けた方がいいしつけです。
また、私たちパパママ世代は学校の給食で「残さず食べよう!」がマナーだと教えられてきましたよね。その考えがすっかり染み付いていて、どうしても子どもがご飯を残すことが許せなくて、つい無理やり食べさせてしまう人も多いかと思います。
でも今は学校でも「無理に食べなくてもOK」であるスタンスが多いです。実際、子どもが通う小学校でも、「苦手でも一口食べてみる」決まりになっています。子どもの気持ちを考えずに「完食」を目標としてしまうと、子どもにとってはただただ食事の時間が苦痛となります。親子関係の悪化になる恐れも。
無理やり食べさせることで逆に食べ物の好き嫌いが増えてしまったり、少食になってしまったりと、まったくいいことはありません。子どもに無理やり食べさせることは控えましょう。
子どもの食べ残しを解消して完食させるための方法5つ
無理やり食べさせなくてもOKとはいっても、親心としてはぜひ完食してもらいたいですよね。そこで、子どもが無理なく完食させる方法を5つまとめました。
①昼間できるだけ身体を動かす
子どもがご飯を残さないためには、最初のステップとして日中の過ごし方に注目してみましょう。保育園や幼稚園に通っていない未就園児の子は、とにかく身体を動かすことを心がけます。大人も大変ですが、公園に付き合ってあげたり、家でYouTubeを流しながら一緒に踊ってみたり。体力を使うと、必然とご飯を欲するものです。
身体をうごがした後に親の私たちも料理を作るのはすごく大変ですが、子どもが完食をするためにひと頑張りしてみましょう!なかなか完食してくれない子どもが、「完食した成功体験」を味わったらしめたもの。きっと次の食事でも子ども自身が自ら完食に向けて頑張ってくれるはずです。
②食べやすさを重視する
子どもがご飯を残す原因として、食材が食べにくいことが挙げられます。例えば野菜が固かったり、一口サイズが大きめだったりしませんか?これは我が子の例なのですが、他の子に比べて咀嚼力が弱く、食べている途中で噛むことに疲れてしまうことが、ご飯を残す原因であることに気づきました。
塩コショウだけで味付けしたお肉が噛み切れず、ずっと口の中に残っていることもしばしば。最終的にどうしても飲み込むことができず、口から出してしまうことがしょっちゅうでした。大人は顎の力がしっかりしているので、なかなか気づきにくいですが、子どもはやっぱりまだまだ未熟。
食べやすいサイズ、固さにしてあげたり、一回の食事で味に飽きが来ないように、さまざまなバリエーションのおかずを用意してあげることも、完食させるための方法の一つです。
③楽しい食卓を心がける
食事の準備をして、クタクタな状態で一緒に食卓を囲むのはちょっと精神的にツラいものもありますが、なるべく子どものために楽しい食卓を心がけてあげましょう。
ここで大活躍するのが、食事系の歌です。東京ハイジさんの「スプーンたん」や食材宅配おうちコープのテーマソングにもなっている「おやさいたべてちょ!」は子どもウケ抜群です。
とはいえ、食事中に歌をうたうのはマナー違反。「スプーンたんがお口に運んでくれるよ〜」とか、「たべてちょ」など、曲中に出てくるキャラやフレーズを食事中の声かけに使ってみるイメージです。きっと子どもにとっても楽しい食卓となり、ご飯を残さず食べようとがんばってくれるはず!
④完食を目的とした「好き嫌い解消アイテム」を活用する
ここまで読んで、「結構大変そうだな」と感じた方は多いのではないでしょうか。日中に身体を動かす。そのあとすぐに食事の準備にとりかかり、大人用と子ども用で食事を用意して食卓は楽しさを心がける。考えただけでも気が遠くなりそうですよね。
そこで一つ、食事の準備だけはラクしてみませんか?最近では子ども用のミールキットが販売されていて、これがまた子どもに大好評!ワタミの子ども用ミールキット、PAKUMOGU(パクモグ)は子どもが完食してくれることを目指したミールキットで、なんと2歳〜11歳までの子ども商品開発部の子たちの声をもとにメニュー開発を行っているそうです!
それでいて、食材はカット済み、主菜と副菜が約15分でできあがる便利さ。運営元は外食産業で有名なワタミグループなので、信頼感もバツグン。パクモグさえあれば、普段の食事作りをラクにしつつ、子どもも完食してくれるかもしれません。今なら期間限定で46%オフのキャンペーンを行っているのでお得にお試ししてみるチャンスですよ!
実際によくご飯を残す子どもがパクモグを食べて完食するようになった実例もあります。詳しくは以下のレビュー記事にまとめていますので、良かったら参考にしてみてくださいね。
>>ワタミのミールキット「パクモグ」を食べた我が家の口コミと悪い評価ポイント3つ
【補足】ミールキットとは?
ミールキットは、レシピと食材がセットになったアイテムで、新鮮な野菜や肉などの食材が必要な分量だけ入っています。 食材宅配会社が提供するミールキットが多く、買い物の手間も省けると人気です。
オイシックスより引用~引用元:食材宅配キットを有効利用する方法
⑤おやつについて見直してみる
最後は間食についてです。毎日のおやつは決まった時間に与えているご家庭も多いかと思います。しかし、もう一度その量について考えてみませんか?
- おやつの量は食べ切れる分に調整する
- おやつを与える時間を調整する
- 半端な時間に「お腹が空いた」と言われても我慢してもらう
おやつに関しては、あくまでも間食なので、昼ご飯が遅くなってしまい、夜ご飯との間隔が短くなってしまったときはおやつを与えなくてもOKです。
まとめ
子どもがご飯を残す原因や、おすすめのしつけ方法、完食させるための方法を5つまとめました。ご飯を残してしまう原因はさまざま。子ども自身も、完食したいのになかなかうまく食べられず、お残しでガッカリする親の顔を見て自信をなくしてしまっているかもしれません。
食材の好き嫌いは時間が解決してくれることもあります。気長に待ちつつ、パパママがどうしてもご飯を残すことに辛い思いを感じているのであれば、完食を目的としたパクモグのミールキットなどを使って、食事の負担を軽減しつつ、子どもにあった方法を探してみてください。
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