【管理栄養士解説】妊娠中にコンビニ弁当食べても大丈夫?おすすめの選び方も

コンビニ

妊娠中は体が重く、自炊する余裕がないためついコンビニ弁当に頼ることも。しかしコンビニ弁当を食べることで、お腹の赤ちゃんに悪影響がないか心配に感じている妊婦さんも多いのではないでしょうか。また、コンビニ弁当を食べることで出産の際に何かリスクがあるんじゃないかと不安になるケースも。

ずばり、妊娠中にコンビニ弁当を食べる事のリスクは複数あります。食べ方によっては重めのリスクもあります。では、コンビニ弁当が母体や胎児へどのようなリスク、悪影響があるのか?

また、妊婦さんにおすすめのコンビニ弁当の選び方や、おすすめのコンビニお菓子、体重管理方法などについても紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

はなさんのプロフ写真
【この記事の執筆者】
管理栄養士・なかむら はな


管理栄養士を取得後、リハビリ系デイサービスで高齢者向けに介護予防のための運動指導に従事。その後同施設で低栄養状態改善に向けた栄養相談を担当する。出産を機に退職し、在宅でライター業を開始。子育てをしながら栄養学の知識を生かして食や健康に関する記事の執筆を行う。
ホームページ:https://note.com/hana_mm
タップできる目次
  1. 妊娠中にコンビニ弁当ばかり食べる事のリスク3つ
    1. ①体重が増加して「妊娠糖尿病」になる可能性が
    2. ②食塩の摂りすぎで「妊娠高血圧症候群」になる可能性も
    3. ③栄養不足により「低出生体重児」で産まれ障害児になるリスクも
    4. 添加物によるリスクは小さい
  2. 妊娠中のコンビニ弁当の選び方3つ!
    1. ①主食・主菜・副菜を摂り栄養バランスに工夫を
    2. ②カロリーオーバーに気を付ける
    3. ③塩分を摂りすぎないようにする
  3. 妊婦さんにおすすめのコンビニの食べ物&飲み物
    1. 主食となるおにぎり・麺類・サンドイッチ・パン
    2. 主菜となるサラダチキン・焼き魚・煮魚・ハンバーグ
    3. 副菜となる野菜サラダ・カット済み野菜・野菜スティック・野菜スープ
    4. 妊娠中にコンビニのホットスナックやファーストフードを食べるのはNG?
    5. 飲み物は水かお茶にする
  4. 妊婦さんの昼食におすすめのコンビニご飯!
  5. 妊婦さんにおすすめのコンビニお菓子&食べてはいけないお菓子
    1. 妊娠中におすすめのコンビニお菓子
    2. 妊娠中食べてはいけないコンビニお菓子
  6. 【管理栄養士推奨】妊娠中に宅配弁当がおすすめの理由6つ
    1. ①栄養バランスが考えられている
    2. ②安全性が高い
    3. ③負担のかかる買い物に行かなくていい
    4. ④メニューが豊富で飽きない
    5. ⑤産後のサポートになる
    6. ⑥レンチンで手軽に美味しく食べれて1年も保存できる
  7. まとめ:妊娠中はコンビニ弁当の影響が心配。宅配弁当を活用してみよう!

妊娠中にコンビニ弁当ばかり食べる事のリスク3つ

まず妊娠中にコンビニ弁当を食べるリスクについてみていきましょう。

①体重が増加して「妊娠糖尿病」になる可能性が

コンビニ弁当はご飯やパスタなどの主食の量が多い分、カロリーが高くなりがちです。また、揚げ物が入っていることも多いので自然と脂質も摂りすぎてしまいます。妊娠中はお腹の子の分まで栄養を摂らなきゃと考えがちですが、食べ過ぎる必要はありません。

日本人の食事摂取基準によると、妊娠中のエネルギー付加量は以下の通りです。

妊娠初期:+50kcal
妊娠中期:+250kcal
妊娠後期:+450kcal

厚生労働省のエネルギー・栄養素より引用
引用元:https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586556.pdf

お茶碗一杯分がおよそ240kcalなので、意識して増やしすぎる必要はないことが分かりますね。むしろ妊娠中に体重が増えすぎると「妊娠糖尿病」になる可能性も。妊娠糖尿病になるとさまざまなリスクが考えられます。

  • 巨大児、肩甲難産などお産のリスクが上がる
  • 形態異常、心臓の肥大化、低血糖、黄疸などの胎児異常
  • 胎児死亡

お腹の赤ちゃんを守るためにも、コンビニ弁当は食べ過ぎないようにしましょう。コンビニ弁当で太る原因は「コンビニ弁当は太る!その理由と対策方法」で詳しくまとめているので参考にしてみてくださいね。

妊婦さんにおすすめの体重管理方法

妊婦さんにおすすめの体重管理方法を食事と運動の2つで紹介しますので、参考にしてみてください。

【①妊婦さんの体重管理方法~食事】

妊婦の食事

まず大事なのは、主食、主菜、副菜をしっかりと摂ることです。主食はご飯やパンなどの炭水化物。主菜は肉や魚などのタンパク質。副菜は野菜を中心としたおかずです。

毎食時、ご飯は一膳、パンは一枚程度に抑えて食べすぎに注意。主菜は極力脂肪の少ない鶏肉や、カルシウムが含まれている魚がおすすめです。副菜は野菜サラダや温野菜、スープなどで補うようにしまましょう。

そして食べる順番も重要で、まずは野菜から食べて、そのあとにお肉や魚、ご飯、パンなどを食べるように心がけると良いですよ。こうすることでよりお腹が満たされやすくなって食べ過ぎ防止に役立ちます。また、よく噛んで食べることで満足感が増えるため、1回あたり30回は噛むように意識すると良いです。

【②妊婦さんの体重管理方法~運動】
肥満からくる妊娠糖尿病にならないためにも、適度な運動が重要です。かかりつけの産婦人科医から指導があるかもしれませんが、妊婦さんでも無理せずできる運動方法をご紹介します。

まずおすすめなのは、ウォーキングです。ウォーキングは全身運動であることから、血液促進効果に期待でき、妊娠中にありがちな腰痛や肩こり、むくみ解消にも役立ちます。

ウォーキング

ウォーキングは妊婦さんにメリットが多い

それにウォーキングは運動が苦手な方にも簡単にできて、気分転換にもなります。そして出産に向けての体力作りにもなるので、ウォーキングは妊婦さんにおすすめです。

次におすすめなのが、ストレッチになります。ストレッチは妊婦さんを悩ますむくみを和らげる効果があり、腰痛予防にも効果的です。

ストレッチ

ストレッチもメリットが多々ある

また、深呼吸しながらストレッチすることで力を入れたり抜いたりできるので、いきむことのある出産時にも役立ちますよ。妊娠中の方でも安心してできるマタニティストレッチ方法は以下の動画をご参考ください。

【補足】妊娠初期~コンビニのおにぎりを食べるときに注意すべきこと

コンビニおにぎり

コンビニおにぎりの注意点

妊娠初期はつわりの影響で、おにぎりしか食べれない妊婦さんもいます。お腹の赤ちゃんの事を考えて、とにかく食べなければ!と考えるかもしれませんが、おにぎりばかり食べる食生活は改善すべきです。

後述していますが、妊娠中におにぎりばかり食べていると栄養が炭水化物に集中して、低出生体重児で産まれるリスクが高まります。そのためおにぎりだけに頼るのではなく、サラダやレンチンした温野菜を摂るなど、野菜不足にならないよう注意しましょう。

>>低出生体重児で産まれるリスクとは?
※すぐ下の見出し箇所に移動します。

②食塩の摂りすぎで「妊娠高血圧症候群」になる可能性も

コンビニ弁当は味付けが濃く、食塩相当量が多いのも特徴です。妊娠中、特に妊娠中期から後期にかけては「妊娠高血圧症候群」になる可能性があるため、食塩の摂りすぎは控えたほうがいいでしょう。妊娠高血圧症候群はかつて「妊娠中毒症」と呼ばれた症状で、次のようなリスクが考えられます。

  • 子癇(けいれん発作)が起きる
  • HELLP症候群などの肝機能障害
  • 胎児の発育が悪くなる
  • 常位胎盤早期剥離
  • 胎児死亡

妊娠中はただの高血圧と思わず、きちんと予防することが大切です。日本人の食事摂取基準では、食塩相当量について以下のように設定されています。

食塩相当量の目標量(女性)
1日:6.5g未満

厚生労働省のナトリウムの食事摂取基準より引用
引用元:https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586565.pdf

塩分摂取量は一食あたり2g程度に抑えることが理想です。セブンイレブンやローソン、ファミリーマートなどいずれのコンビニでもお弁当には成分表示がされています。食塩が多すぎないか確認してから購入するといいですね。

妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群は誰でも発症するリスクがあるので、他人事だと思わずに食事から気を付けていくことが大切です。

③栄養不足により「低出生体重児」で産まれ障害児になるリスクも

深刻な栄養不足に繋がることも

妊娠中は葉酸や鉄分など、積極的に摂取したい栄養素があります。特に葉酸は妊娠初期の赤ちゃんの発育を支えるのに必要で、妊娠前からサプリの服用が推奨されるほどです。葉酸はブロッコリーやほうれん草など野菜に多く含まれています。

コンビニ弁当は野菜が少ないのも特徴の一つ。コンビニ弁当ばかり食べるような食生活では、葉酸の量が不足する可能性があります。妊娠中は赤ちゃんの事を考えて、できるだけ栄養バランスが偏らないように気を付けたいですね。

母体が栄養不足になると、低出生体重での出産になる可能性がグッと高まるので要注意ですよ。低出生体重児は心臓や目に障害が起き、「障害児」のリスクもあるので栄養の偏りには気をつけたいところです。

母体が栄養不足になると出産時に低出生体重になるリスクがあり、出生体重が低いほど、心臓や目の障害が起こるリスクは高くなり、健康な状態で成長できる可能性も低くなる傾向にあります。
Medical Noteの低出生体重児とは? ~定義とリスク、サポート体制~より引用
引用元:https://medicalnote.jp/contents/200406-003-EL

【補足】コンビニ弁当とダウン症の関係性

コンビニ弁当ばかり食べているとダウン症の子が産まれるのでは?と心配になる場合もあるかもしれませんが、ダウン症と食生活は関係ないので心配は不要です。ダウン症はあくまでも母親、父親の遺伝子の影響により発症するものです。

添加物によるリスクは小さい

コンビニ弁当には添加物も含まれてる

コンビニ弁当は保存性を高めるための防腐剤や、見栄えをよくするための着色料など食品添加物が使われています。添加物を摂りすぎると胎児に影響を与えるとも言われていますが、詳しくは分かっていないのが現状です。

食品添加物は食品ごとに一日摂取許容量(ADI)が設定されています。ADIとは「人が特定の物質を毎日摂取し続けたとしても、健康への悪影響がないと推定される一日あたりの摂取量」になります。

一日摂取許容量(ADI)
人が生涯その物質を毎日摂取し続けたとしても、健康への悪影響がないと推定される一日あたりの摂取量
厚生労働省の「食品添加物にはどのようなルールがあるのですか?」より引用
引用元:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/qa_shohisya.html

コンビニ弁当に使われている添加物も国が定めた基準に従っているため、何度か食べてしまったからと言って過剰に心配し過ぎることはありません。むしろ、こちらのコンビニ弁当の添加物に関する記事にもあるように、添加物よりも栄養面のリスクが大きいのです。

妊娠中にコンビニ弁当を食べる事のリスク~ここまでのまとめ
1.体重増加による妊婦糖尿病のリスクがある
2.塩分の過剰摂取による妊婦高血圧症候群のリスクがある
3.栄養不足によって低出生体重児で産まれ障害児のリスクがある

【追記:女性がコンビニ弁当を食べ続けるリスクについて】
妊娠中うんぬんではなく、女性がコンビニ弁当を続けることのリスクとして、体重増加や生活習慣病のリスク、肌荒れ、便秘による体臭・口臭への影響など様々です。詳細は別記事の女性がコンビニ弁当を毎日続けるリスクにまとめているので、良ければこちらも参考にしてみてくださいね。

妊娠中のコンビニ弁当の選び方3つ!

妊娠中にコンビニ弁当を選ぶ際、どんな点に気を付けた方がいいのか?ポイントを3つあげていきます。

①主食・主菜・副菜を摂り栄養バランスに工夫を

主食はエネルギー源になるものとして、白米があげられます。コンビニ弁当にしっかり入っていますね。主菜はお肉や魚、卵などのたんぱく質になります。主菜に関してもコンビニ弁当にしっかり入ってます。

そして副菜は野菜やキノコ、海藻系などを指すのですが、コンビニ弁当にはほとんど入ってません。入っていたとしてもごく少量です。厚生労働省によると、野菜は1日に350g以上食べることが推奨されていますが、コンビニ弁当に入っている野菜の量はせいぜい数十グラム。

つまり、コンビニ弁当だけでは十分に野菜を摂ることができないのです。野菜がほとんど入っていないお弁当を食べるときには、サラダを付けましょう。サラダから食べるようにすると満足感があり、主食や揚げ物の食べ過ぎを抑えられるため、自然とカロリーカットできます。

セブンイレブンのサラダ

野菜もしっかりとる

また野菜は食物繊維が豊富で、血糖値の急激な上昇を抑える効果があるので、太りにくくなりますよ。塩分が気になる方はドレッシングが別売りのものを購入し、かける量を調節するといいでしょう。

②カロリーオーバーに気を付ける

まず、妊婦さんの一日の推定エネルギー必要量から見ていきましょう。以下は厚生労働省が定めている女性の推定エネルギー必要量の目安です。

【18~29歳】
身体活動レベルがIの場合:1,750kcal
身体活動レベルがIIの場合:2,050kcal
身体活動レベルがIIIの場合:2,350kcal

【30~49歳】
身体活動レベルがIの場合:1,700kcal
身体活動レベルがIIの場合:2,000kcal
身体活動レベルがIIIの場合:2,300kcal

※身体活動レベルについて
I:生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合
II:座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業、接客等、あるいは通勤・買い物・軽いスポーツ等のいずれかを含む場合。
III:移動や立位の多い仕事への従事者。あるいは、スポーツなど余暇における活発な運動習慣を持っている場合。

厚生労働省のエネルギー摂取基準(推定エネルギー必要量:1日当たり)より抜粋
引用元:https://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3a3-02b.pdf

身体活動レベルIは、妊娠後期ですでに育休などを取っていて、家でゆっくりされている妊婦さんを指します。レベルIIは妊娠中期、レベルIIIは妊娠後期としていずれもまだ仕事をしてて、活動的な妊婦さんをイメージする形です。

さらに、上記に加えて妊婦さんには以下のように摂取カロリー量がプラスされます。

妊娠初期(16週未満):+50キロカロリー
妊娠中期(16~28週未満):+250キロカロリー
妊娠後期(28週以降)+500キロカロリー

これら推定エネルギー必要量を元に、コンビニ弁当のカロリーバランスを見ていきます。まず、コンビニ弁当は白米が多く入っているため、だいたい700~900キロカロリーあります。例えばセブンイレブンの明太のり弁等は890キロカロリーもあります。

白米だけではなく揚げ物も多いことからまさにカロリー爆弾。カロリーだけでなく、糖質や脂質、塩分量も大変多いです。

セブンイレブンの明太のり弁

セブンイレブンの明太のり弁

そのため場合によっては、一日の推定エネルギー量の三分の一以上を摂ってしまうケースも。仮にお昼にコンビニ弁当を食べたとしたら、朝食と夕食、間食を含めるとあっという間に一日の推定エネルギー量をオーバーしてしまいます。

コンビニ弁当を選ぶ際は1日の推定エネルギー必要量を参考にして、朝食、夕食の事も考えてカロリーオーバーにならないように気を付けましょう。

③塩分を摂りすぎないようにする

塩

塩分の摂りすぎは禁物

見出しの食塩の摂りすぎで「妊娠高血圧症候群」になる可能性も~で解説したように、成人女性の1日の食塩相当量は6.5gほどです。1食あたり2gに抑えることが理想なので、コンビニ弁当の栄養表示箇所を見て塩分過多にならないよう注意が必要です。

とくに妊娠中はママの体重の増え方や血圧が、お腹の赤ちゃんや妊娠経過に直接影響を及ぼします。普段よりも栄養バランスを気にかけ、成分表示を確認するくせをつけるといいでしょう。

食塩の多いお弁当を食べる時には、別添えの醤油やソースをかけすぎない、漬物は残すなど工夫することで摂取量を抑えられます。

妊娠中のコンビニ弁当の選び方~のまとめ
1.主食・主菜・副菜を摂り栄養バランスに工夫を
2.カロリーオーバーに気を付ける
3.塩分を摂りすぎないようにする

妊婦さんにおすすめのコンビニの食べ物&飲み物

コンビニ弁当以外に、妊婦さんにおすすめの食べ物や飲み物をまとめたので参考にしてみてください。妊婦さんは特に主食、主菜、副菜とバランスのいい食事をとる必要があります。

主食となるおにぎり・麺類・サンドイッチ・パン

コンビニの主食

コンビニ弁当ばかり食べていてもマンネリ化してしますので、おにぎりやパスタなどの麺類も取り入れてみると良いです。ただ、カロリーが高いので食べ過ぎないように注意しましょう。

また、サンドイッチはたまごサンドのように栄養の偏りがないよう、野菜が入ったミックスサンドやレタスサンドを選ぶようにしたいです。パンに関しても食べて問題ないですが、野菜サラダも合わせて食べるなど栄養バランスを考えましょう。

主菜となるサラダチキン・焼き魚・煮魚・ハンバーグ

コンビニの主菜

サラダチキンは高たんぱくで低カロリー、低脂質で妊婦さんにもおすすめの食べ物です。焼き魚や煮魚はタンパク質以外にカルシウム、DHAも摂れて、赤ちゃんの血液や筋肉生成に役立つので、おすすめです。ただ、妊娠初期はつわりもあって、匂いが受け付けない場合もありますが、そんな時は無理せずに食べれるものを食べれば問題ありません。

ハンバーグもタンパク質が多く胎児の筋肉生成に役立ちますが、カロリー自体が高いので食べ過ぎには注意が必要です。

副菜となる野菜サラダ・カット済み野菜・野菜スティック・野菜スープ

コンビニではカップ入りの野菜サラダや、袋に入ったカット野菜なども売られていて、手軽に野菜不足を解消できます。生野菜の方が栄養価が高くおすすめなのですが、つわりなど体調が良くないときは野菜入りスープなどで補う形で対応しましょう。

妊娠中にコンビニのホットスナックやファーストフードを食べるのはNG?

コンビニのホットスナック

コンビニではフライドチキンや揚げ鶏、ファミチキ、からあげクン、アメリカンドッグ、コロッケ、フライドポテト、フランクフルト、ハンバーガーなどのホットスナックやファーストフードが充実していて、誘惑が多いです。どれも高カロリーで体に悪いイメージのある食べ物ですが、妊婦さんでも食べて大きな問題はないです。

特に妊娠初期はコンビニのホットスナックのようなジャンクフードが食べたくなるものですが、食べてもOK。ただし、毎日のように食べるのは当然NGです。毎日ホットスナックを食べるとカロリーオーバーになりやすく、栄養バランスが乱れ、食生活も乱れやすくなります。

ホットスナックはせめて週に一回の自分へのご褒美のような形にして、食べ過ぎないように注意しましょう。

飲み物は水かお茶にする

妊娠中は代謝が増えて汗をかきやすくなるほか、全身の血流量が増えるので水分補給が大切です。そして水分補給として砂糖が多く入った炭酸飲料やカフェオレなどを大量に飲むと、摂取カロリーが大幅に増えてしまいます。

コンビニ弁当だけでもカロリーが高めなので、飲み物は水かお茶にするといいですね。つわりの時期は口の中がすっきりする炭酸水を好む方もいますが、もちろん問題ありません。

妊婦さんにおすすめのコンビニの食べ物&飲み物~まとめ
1.おにぎり・麺類・サンドイッチ・パン
2.サラダチキン・焼き魚・煮魚・ハンバーグ
3.野菜サラダ・カット済み野菜・野菜スティック・野菜スープ
4.飲み物は水かお茶にする

妊婦さんの昼食におすすめのコンビニご飯!

妊婦さんはお腹の赤ちゃんの事も考えて栄養を摂る必要があり、昼食においても主食・主菜・副菜を摂るべきです。そのため、おにぎりや焼き魚、野菜サラダもしくは野菜スープ、そしてデザートとしてヨーグルトなどを取ると良いですよ。

主食や主菜、副菜となるコンビニ食品を以下に記載しますので、参考にしてみてください。

【主食】
おにぎり1個(鮭や梅などがおすすめ)

【主菜】
サラダチキン・焼き魚・・煮魚・ゆで卵・ハンバーグ・砂肝・サバ缶・イワシ缶詰

【副菜】
野菜サラダ・野菜スティック・野菜スープ

【デザート】
フルーツゼリー・寒天ゼリー・ヨーグルト・バナナ・ロカボワッフル

主食のおにぎりは、栄養値の高い鮭や梅干し入りがおすすめです。

コンビニの梅と鮭おにぎり

梅と鮭おにぎり

主菜はタンパク質の多いサラダチキン、焼き魚、煮魚、ゆで卵、ハンバーグ、砂肝にサバ缶やイワシの缶詰も体に良いですよ。特に焼き魚や煮魚、魚の缶詰はタンパク質以外にカルシウム、DHAも豊富でおなかの赤ちゃんの発育にも良いです。

魚は栄養満点で赤ちゃんの発育に良い

副菜の野菜サラダ、野菜スティック、野菜スープも合わせて摂ると、ビタミンや食物繊維の補給ができることや、食事の糖の吸収を抑える効果もあるので適切な体重を保持できることにも繋がります。

デザートにおいても低カロリーでヘルシーなフルーツゼリー、寒天ゼリーもおすすめです。カルシウムや葉酸を補給できるヨーグルトもいいですね。

コンビニのゼリー

コンビニのゼリー

バナナも葉酸が豊富ですし、食物繊維が豊富に入っている事から便秘解消に効果があります。他にもつわり軽減に役立つビタミンB6が入っているので、妊婦さんにはありがたい食品ですね。

ロカボワッフルは「低糖質スイーツ」なので、カロリーも低く、妊婦さんにもおすすめです。

妊婦さんの昼食におすすめのコンビニご飯~まとめ
1.おにぎり1個(鮭や梅などがおすすめ)
2.サラダチキン・焼き魚・・煮魚・ゆで卵・ハンバーグ・砂肝・サバ缶・イワシ缶詰
3.野菜サラダ・野菜スティック・野菜スープ
4.フルーツゼリー・寒天ゼリー・ヨーグルト・バナナ・ロカボワッフル

妊婦さんにおすすめのコンビニお菓子&食べてはいけないお菓子

妊娠中は食べ物において何かと制限されがちですが、そんな中でも妊婦さんにおすすめのコンビニお菓子はいくつかあります。また、おすすめできない食べてはいけないコンビニお菓子も紹介しますので、参考にしてみてください。

妊娠中におすすめのコンビニお菓子

  • フルーツゼリー
  • ミックスナッツ
  • 小魚アーモンド
  • 干し芋
  • 大学芋
  • 干し梅
  • ヨーグルト
  • チーズ

先ほどにもありましたが、フルーツゼリーは低カロリーでお腹持ちも良いのでおすすめです。ミックスナッツはクルミやアーモンド、カシューナッツ、ピーナッツ、ピスタチオなど入ってますが、タンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラル、亜鉛、鉄分、カリウムなど栄養が豊富なので積極的に取り入れたいですね。小魚アーモンドもカルシウム豊富なのでおすすめですよ。

ミックスナッツ

栄養満点のミックスナッツ

干し芋、大学芋は食物繊維が豊富で妊娠中にありがちな便秘解消にも役立ちます。さらにカリウムも豊富に含まれることから、妊娠中のむくみ対策になります。

干し梅はさっぱりしたものが食べたいつわりの時に最適ですね。ヨーグルト、チーズはカルシウムだけではなく、妊娠中にぜひ摂っておきたい葉酸も含まれているのでおすすめですよ。葉酸は赤ちゃんの発育に良いだけでなく、ビタミンB群として赤血球の生産を助ける作用があることから、妊娠中の貧血対策としても有効です。

妊娠中食べてはいけないコンビニお菓子

妊娠中に食べてはいけないコンビニのお菓子をまとめたので、参考にしてみてください。

  • ポテトチップスなどのスナック菓子
  • アルコール入りのチョコ菓子など
  • カフェイン入りのお菓子
  • 高カロリーなスイーツ類

ポテトチップスやじゃがりこ、ピザポテトなどのスナック菓子は高カロリーな上に塩分も多いので、妊娠中には食べない方がいいです。先ほどお伝えしたように塩分過多で「妊娠高血圧症候群」になるリスクが高まります。

コンビニのスナック菓子

スナック菓子はNG

また、ウイスキーボンボンやバッカス、ラミー、ナッツ&レーズン、マスカットリキュール、レモンリキュールなどアルコール入りのチョコ菓子は当然、妊娠中は厳禁のお菓子です。胎児の発育に著しく悪影響を及ぼすことになるので絶対に食べないでください。原材料名のところにお酒が入っていないか書かれてあるので、必ずチェックしましょう。

アルコール入りのチョコ菓子

アルコール入りのチョコは厳禁

カフェインはチョコレートやココアにも含まれているので、これらお菓子も妊娠中は控えるようにしましょう。さらにスイーツ類もカロリーが高いことや糖質が多く含まれるので、妊娠中は特に気をつけたいお菓子です。どうしても食べたい場合はセブンイレブンで販売されている低糖質のロカボワッフルや、ロカボバターケーキ、ロカボドーナツなどを食べるようにしましょう。

セブンイレブンのロカボバターケーキ

セブンイレブンのロカボバターケーキ

妊娠中におすすめのコンビニお菓子~まとめ
フルーツゼリー、ミックスナッツ、小魚アーモンド、干し芋、大学芋、干し梅、ヨーグルト、チーズまど

妊娠中食べてはいけないコンビニお菓子~まとめ
1.ポテトチップスなどのスナック菓子
2.アルコール入りのチョコ菓子など
3.カフェイン入りのお菓子
4.高カロリーなスイーツ類

【管理栄養士推奨】妊娠中に宅配弁当がおすすめの理由6つ

栄養バランスがいい食事を心がけたいけど、妊娠中は買い物や料理するのが大変。そんな時には宅配弁当を利用する事がおすすめです。ここでは妊娠中に宅配弁当をおすすめする理由とメリットについて紹介します。

①栄養バランスが考えられている

鮭のマッシュポテトアヒージョ

栄養バランスの整った宅配弁当

宅配弁当はコンビニ弁当と比較すると、栄養バランスが整っているものが多いです。中には管理栄養士が栄養価を管理し、カロリーや塩分がコントロールされている宅配弁当もあるので、妊娠中でも安心して食べられます。

野菜もたっぷり入っていて、妊娠中に摂りたい鉄分や葉酸などの栄養素もカバー。栄養バランスまで考えて自分で食事を用意するのは大変なので、妊娠中の大切な時期に嬉しいサービスですね。

②安全性が高い

冷凍のクール便で届けてくれる

すぐに食べられる状態で配送され店頭に並ぶコンビニ弁当とは違い、宅配弁当は冷凍された状態で届くタイプが多いです。そのため保存に必要な食品添加物を使っていない宅配弁当もあり、安全性が高いのもメリットの一つ。

食べる直前に電子レンジで調理するので、食中毒の心配もほとんどありません。なるべくお腹の赤ちゃんに影響を与えたくないと考える妊婦さんでも、宅配弁当なら安心して口にすることができます。

③負担のかかる買い物に行かなくていい

妊娠中はスーパーやコンビニに足を運ぶのも一苦労ですよね。妊娠初期のつわりの時期はスーパーの匂いを受け付けず、買い物に行けなくなった方もいるでしょう。お腹が大きくなってくるとバランスが取りづらくなるため、重い買い物袋を運ぶのは転倒の危険も。

宅配弁当は玄関で受け取れるので、買い物に行く手間がなくなります。重たい荷物をスーパーやコンビニから自宅まで運ぶ必要もありません。外出が難しい時期でも、食事の心配をしなくていいのは嬉しいですね。

④メニューが豊富で飽きない

メニュー豊富で飽きない

コンビニ弁当はレパートリーが少なく、すぐに飽きてしまいます。セブンイレブンやローソン、ファミリーマートなどコンビニを変えればレパートリーも変わりますが、違うコンビニが近くにあるとも限りませんよね。

宅配弁当はメニュー数が豊富で、飽きにくいのもメリットです。自分で調理する必要がなく、自宅にいながら様々な料理を食べられます。

⑤産後のサポートになる

産後のサポートにも最適

宅配弁当は妊娠中はもちろん産後も継続して利用できます。妊娠中は自分の身動きが取りづらく、買い物や調理が大変ですが、産後は赤ちゃんのお世話で手いっぱい。自分の食事を気にかける余裕もないかもしれませんよね。

しかし産後はママの体を回復させる大切な時期でもあり、栄養バランスの整った食事が必要です。赤ちゃんがいると、宅配弁当をネットで調べて注文するのも一苦労。産後のことを考えて妊娠中から利用を検討するのがおすすめですよ。

⑥レンチンで手軽に美味しく食べれて1年も保存できる

レンチンするだけで食べれる

電子レンジでチンするだけで手軽に食べれることは、宅配弁当の最大のメリットです。さらに冷凍の状態で届くため、長期保存も可能。賞味期限だって長いもので1年近くあるので、いつでも食べれる保存食としてキープしておくのも、一つの手ですよね。

ちなみにわたしのおすすめの宅配弁当はナッシュです。こちらのナッシュ弁当の口コミ・レビュー記事にあるように、管理栄養士が考案したメニューが70種類近くもあり、普通に美味しく食べれますよ。

お腹のお子さんの発育や健康の事を考えて、コンビニ弁当より質の高い食事を摂りたい場合は手軽なナッシュのような宅配弁当が便利です。もちろん、妊娠中の方でも食べれるので安心してください。

こちらのナッシュレビュー記事の口コミ部分にもあるように、妊婦さんからの評判も良いですよ。妊娠糖尿病の妊婦さんでも安心して食べることができてます。

宅配弁当がおすすめの理由6つ~ここまでのまとめ
1.栄養バランスが考えられている
2.安全性が高い
3.負担のかかる買い物に行かなくていい
4.メニューが豊富で飽きない
5.産後のサポートになる
6.レンチンで手軽に美味しく食べれて1年も保存できる

まとめ:妊娠中はコンビニ弁当の影響が心配。宅配弁当を活用してみよう!

妊娠中にコンビニ弁当を食べるリスクや、気をつけるべきポイントについて解説しました。コンビニ弁当はカロリーや食塩相当量が多く、妊娠中に食べすぎると妊娠経過に悪影響を及ぼす可能性があります。つわりなど仕方がない場合を除いて、なるべく頼らずに過ごしたいところです。

体調が安定せず買い物や調理が難しい方や、多忙で栄養バランスを気にかける余裕がない方には宅配弁当がおすすめです。栄養価の管理された安心・安全なお弁当を自宅にいながら手軽に味わうことができます。宅配弁当を食べた辛口レビュー記事は以下より見れますので、良かったら参考にしてみてくださいね。

ナッシュ(nosh)を食べた我が家の口コミと悪い評価ポイント3つ
宅配弁当で人気のナッシュですが、一部ユーザーからまずいとの悪い口コミがあり、気になってました。まずい悪い口コミや評価があると心配ですよね。そして実際にナッシュの宅配弁当を食べてみたら、これが結構すごかったんです!悪い部分も含め、いろんな意味で。

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